君を想うと~triangle love~
こういう時ほど。

自分の行動と自分の環境を恨んだ時はない。






晴人はやると言ったら必ずやる。

しかも頭がキレる分、バカなナンパ師よりタチが悪い。








「正気?」


「うん、残念なコトにね。
興味あるんだ。百戦錬磨のシンが手こずる相手がどんな子なのか。」







は~、面倒なコトになった。
晴人はどうやら本気みたいだ。








ここで断ったら…。
コイツは必ずイブの学校で待ち伏せする。







俺の友達とかなんとかいいながら、イブに接近するだろうな~。







う~ん。
それはヤだな。




多分、どうこうすることはないだろうけど2人きりで合われるかと思うと、さすがの俺もイライラする。






それよりは、紹介して3人で会った方がマシか??








頭の中で計算して。

いろいろ考えた結果。









「わかった。紹介する。」







と答えた。







晴人はニコリともせずに


「さすが。頭のイイヤツの判断は違うね。」



と俺の顔を覗きこむ。








当たり前だろ?
こんなんでも俺はイブに惚れてるんだ。

リスクは少なくしたいと思うのは当然だ。








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