君を想うと~triangle love~
「中途半端に恋愛終わらせるからそういうことになんのよ。」



理央は私の頭をピンッとはじく。



「いい加減認めな。
アンタは藤堂先輩が好きなのよ。多分…あの日からずっと。」





そう言って。
理央は私の目をじっと見つめる。




…わかってる。




理央の言う通り私はあれから何人かの男の子と付き合ったけど…どの人とも長くは続かなかった。




比べてたんだ、きっと。
無意識の内にしゅーちゃんと。






しゅーちゃんはこういう時は…。

しゅーちゃんならこうするのに…。

しゅーちゃんなら……。






だからいつも違和感を感じて長くは続かなかったんだと思う。





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