君を想うと~triangle love~
⑤ 禁断の実の代償
月明かりに光るイブの顔。
何よりも清らかで
何よりも美しくて
何よりも愛しいイブ。
「…そっか…。」
「うん。そうだよ。」
俺は幸せだった。
アイツと全てが繋がった瞬間。
こんなこと思うのはスゴく変なんだけど。
ものすごく変なんだけど“ああ、俺の探してた場所はここだったんだ”と思った。
俺の埋まらない寂しさと欠けたハートを埋めてくれるのは、やっぱりイブなんだと思った。
イブ。
人は生まれた時も死ぬときも一人だけど。
きっと俺はお前を見つける為に生まれてきたんだ。
お前を愛して愛される為に。
お前に出会うために。
素直にそう思えるよ。
好きだよ、イブ。
だからお前も言って?
好きだよ、慎ちゃん
…って。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「慎ちゃん。ここの問題教えて?」
「…イブ。呼び方。」
「あ、ゴメンなさい。
シン…、教えて?」
月日は巡り。
俺たちは高校3年生になっていた。
何よりも清らかで
何よりも美しくて
何よりも愛しいイブ。
「…そっか…。」
「うん。そうだよ。」
俺は幸せだった。
アイツと全てが繋がった瞬間。
こんなこと思うのはスゴく変なんだけど。
ものすごく変なんだけど“ああ、俺の探してた場所はここだったんだ”と思った。
俺の埋まらない寂しさと欠けたハートを埋めてくれるのは、やっぱりイブなんだと思った。
イブ。
人は生まれた時も死ぬときも一人だけど。
きっと俺はお前を見つける為に生まれてきたんだ。
お前を愛して愛される為に。
お前に出会うために。
素直にそう思えるよ。
好きだよ、イブ。
だからお前も言って?
好きだよ、慎ちゃん
…って。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「慎ちゃん。ここの問題教えて?」
「…イブ。呼び方。」
「あ、ゴメンなさい。
シン…、教えて?」
月日は巡り。
俺たちは高校3年生になっていた。