君を想うと~triangle love~
「伊織……」




やべぇ。

目頭が熱い。

感動して泣いちゃいそうだ。







「ごめん…。遅くなって……。」


「なんであやまんだよ。
来てくれただけで…嬉しいよ。」






アイツの体を引き寄せて。
ギュッと体を抱きしめる。







いつもと変わらない伊織の匂い。






伊織。

俺…もうお前を傷つけたりしないから。

もう二度と泣かせたりしない。




これからは…笑顔の思い出だけ一緒に作ろう。


二人で…幸せを作っていこう?

2人で…、幸せになろう?










愛しくて。

伊織への気持ちが溢れて止まらなくて。

どうしようもなく、愛しくて。




アイツの頬に手を当てて。
伊織の赤い唇に甘い甘いキスを落とす。







「好きだよ、伊織。
すげぇ好き。
好きすぎて…頭がおかしくなりそうだよ。」






アイツの体を引き寄せて、また強く抱きしめる。



もう離れないように。

二度と二人が離れないように、願いを込めて。




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