君を想うと~triangle love~
④ 私がアンタを幸せにしてあげる。
しゅーちゃんと別れた後。
私は涙をこらえながら電車に乗り。
理央の待つ自宅へと戻っていった。
そのまま桐谷慎の部屋へ行こうか…とも思ったけど。
なんか勇気が出なくて…行けなかった。
「ただいま~。」
玄関を開けるとビーフシチューのいい匂いが漂ってる。
どうやら理央が晩御飯の準備をしているらしい。
「理央~?なんか手伝おうか~?」
とリビングの扉を開けた瞬間。
「あっ。おかえり、高宮♪♪」
この部屋にいないはずの人物を見つけてしまって。
「うぎゃあぁぁぁぁ~!!!!!!!!!!!!」
と、私は絶叫してしまった。