君を想うと~triangle love~


人生…損???

何言ってんのよ、コイツ!




「視野を広げろってこと。
他人からみたら異常な始まりでも…男と女は何でもアリだ。恋愛にセオリーはないんだよ、高宮。」





は…??
何言ってんの、この男。




「部長の言ってる意味がわかりません。」




キッとにらんでスタスタと早足で駅に向かって歩いていくと


「高宮!!!!!!」


おっきな声で桐谷慎が私の名前を呼ぶ。



はあ~?


イラつきながら後ろを振り返ると


「藤堂はやめとけ。
アイツじゃお前を幸せできないぞ?」


真剣な顔して桐谷慎が私を見つめる。



「余計なお世話!!」



アッカンベーしてそっぽを向くと



「断言してやる。
お前は藤堂に捨てられるよ。」



…えっ……。






「俺にしとけ、高宮。
大人のやり方で藤堂のコト忘れさせてやるからさ?」




そんなエロスな発言をしてニッと笑うと桐谷慎はバイバイをして別方向へと消えていった。

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