君を想うと~triangle love~
「ま、立ち話もなんだから座れば??」


そう祐吾さんに勧められてダーツ台の前にある黒い皮張りのソファーに座る。




「わ…、かっこいい…。」




オールドアメリカンな香りのする店内にこのロック調のソファーはよく似合ってる。






「おっ。俺の特等席!!
空けててくれたのか?」

「バーカ。たまたまだよ。」






軽口を叩きながらジャレてる2人。





本当に仲がいいんだな。






こんな会話を聞いてると。
なんだか高校時代に帰ったみたいでなんだか不思議。






年上、年下、同い年。
男、女、関係なくみんなの人気ものだったしゅーちゃん。


2人でいてもいろんな人に声をかけられるから、こんな風に隣でウンウン頷きながら会話を聞いてたっけ……。





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