君を想うと~triangle love~
どストライク…??
「バカ!!!!
違う、違うから、伊織!!」
えっ?
「なにを言うか今さら。
伊織~、伊織~って散々名前言ってたじゃん。」
「祐吾!!!!!!!!」
顔を真っ赤にしながら祐吾さんの口にガバッと手を当てるしゅーちゃん。
ダメだ。
頭の中が嬉しい妄想でいっぱいだ。
期待しちゃってもいいのかな。
しゅーちゃんも私とおんなじ気持ちを抱えながら大人になったんだって。
私たちは過去じゃなく未来にも繋がっていける…って。
期待を隠せない目でしゅーちゃんを見つめると。
はぁ~とため息をついたしゅーちゃんは
「祐吾。あっちいってて。」
と、祐吾さんをカウンターへ押し戻した。