君を想うと~triangle love~
「ふ―――――――ん。
…で、久しぶりのHに燃え上がった伊織はお家に帰ってこなかった…ってワケね。」





次の日の夜。
夕食を家で食べながら理央の尋問を受ける私。





「だ~か~ら~!!
連絡もせずに外泊したのは謝ってるでしょ~?」




今日の夕食は理央お手製のパエリアにコブサラダ。


パエリアを口にモグモグ入れながら理央はジトーってした目で私を見つめる。





「あたしのコト散々尻軽扱いしてたワリにはアンタもHすんの早くない??」


「あのねぇ。
理央は彼氏だろうとそうじゃなかろうといいなと思ったらHでしょ?
私は好きな人とじゃないと嫌だもん。」


そうよ!!
根本的に違うわよ!!



キッと睨んで理央を見ると。



「ハイハイ。ごたくを並べたってやることは同じ。
気持ちがあろうがなかろうがSEXは気持ちイイのが一番よ。」




白ワインをグイッと飲み干す理央。

“恋愛はカラダから”
が信条の理央からすれば…この考えも仕方ない…か。




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