君を想うと~triangle love~
こう言ってはなんだけど理央はかなり可愛い。



肩までのフワフワパーマがかかった茶色の髪にクリクリの大きな目。

背だって155センチでちっちゃくて可愛い。



甘いけど甘くなりすぎないようにコーディネートした服だって彼女にはよく似合ってる。





黙ってれば清楚で可愛い女の子。

一皮剥けばH大好きの肉食女子だなんて…ギャップがありすぎる。





「理央って外見からは想像できないよね。
その性格。」


はぁ~とため息をつきながらコブサラダを取り分けてると



「ありがと。
最高の誉め言葉♪」




ニイッと笑ってパエリアをパクンと口に入れる。






まったく、調子いいんだから。






ノーテンキに笑う理央に呆れながらサラダを食べてると






♪Rrrr……♪







携帯から流れる着信音。








不思議に思いながら携帯を見ると着信元は“会社”




こんな時間に…??




恐る恐る電話に出ると。






「あ~、高宮?」


「ぶ、部長~~!?」







電話から聞こえてきたのは。

エロ上司、桐谷慎の声だった。
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