君を想うと~triangle love~
な、な、な、何で桐谷慎が??!!



「ったく。いつまでたっても高宮からメールこないからさー。
さすがに俺も耐えきれなくなったっていうか??」


「は?何言ってんですか。」


「お前ねー。昨日ナンパ男から助けてやったのは誰だと思ってるワケ??」





あ、あぁ~~っ!!!!!!!!






わ、忘れてた!!!!

そう言えば桐谷慎に電話番号メールしろって言われてたんだったー!!!!





「ご、ごめんなさい!!
すっかり忘れてて…」


「へ~ぇ。どーせ藤堂とのSEXに夢中だっただけでしょ??
朝からプンプンや~らし~。」




この男…、最っ悪!!!!




「部長の変態っ!!!!!!!」







おっきな声で叫んでも部長はハイハイとどこ吹く風。
私の話なんて聞いちゃあいない。






「ま、とにかく。
高宮の連絡先がわかんないと俺としてはイロイロと困るワケ。
だからすぐメールで送れよ??」





フェロモンムンムンの甘~い声で囁く桐谷慎。



普通の女の子ならここでノックアウト。
ホテルへGo!!




だけど…
私にはしゅーちゃんっていう彼氏がいるんだからね!!

こんな誘惑には負けないんだから!!!!
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