BLACK MOON
学校は一週間ほど騒がしかったが、だんだんと落ち着きを取り戻し、また平和な日々が始まった。

最近は父が送り迎えしてくれたおかげで、同級生と微妙な距離が生まれていた。しかし
「それだけではない何か」も薄々感じていた。



『一緒に帰ろっ!!!』
不意に後ろから話し掛けられる。
びっくりして振り向くとミリィちゃんがいた。

ボクには
この子がいるから大丈夫。


「うん。」と返事し、帰る準備をした。
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