BLACK MOON
バン!!!!!!!


ドアが勢いよく開いた。



『あんたなにしてんの!!!!自分でしてることわかってる??それはしちゃだめなことなの!!約束したでしょ!!』母が怒鳴る


じゃぁ...ボクがどうなってもいいの?
イジメられたままなんか.....嫌だ!!!


こんなこと言えるはずがない。よけいな心配かけたくないし。
学校に言われてイジメがよけい酷くなるなら言わないほうがマシだ。



「...ごめんなさい」




『ちょっとおいで』
母に手をひかれ、ホウキに乗せられた。




「どこに行くの??」





海を越え、大きなキノコ山を越え












着いた先は大きな木の根元だった。

青空に優しい風。
葉がさわさわと揺れる。


あまりの大きさに驚いた
「でっかい木!!!」


母は驚くボクを見て微笑んだ。



『ここはね..おばあちゃんのお墓だよ』
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