BLACK MOON
どうしたらいいかわからず....固まる。
















こういう時は....




えっと...














警護に連絡しなきゃ...





















非常用の瞬間玉を食べる。






体がぐらぐら揺れ、目を開けたら警護に着いていた。







警護のお兄さんが話し掛けてきた。
『どうしたんだい?』




頭が真っ白になりながらも必死で伝えようとする。
「父と母が......」





『ん??お父さんとお母さんがどうしたの?迷子かな??』







「違うっ...いなくなった...の」






『いなくなった?買い物とかじゃなくて??』お兄さんはニコニコしている。










「違うってば!!!いなくなったんだ!!!」






思わず怒鳴ってしまった。


その声を聞き付けて、怪訝な顔したおじさんが来た
『どうしたんだね!まったく』



『この子が「親がいない」って言うんですよ(笑)』お兄さんは相変わらず笑っている。



「いないんだ!たぶんさらわれたんだ!!」必死でおじさんに言う。



『ぼくー!冗談言っちゃだめだよ(笑)』お兄さんはずっと笑ってる。



おじさんはボクの目をじっと見た。



!!!!
おじさんは驚いた顔をし..こう言った。




『君はカルア君かい!?』



「!?」
あまりにも突拍子で、しかもボクの名前なんか言われたから驚いてなにも言えなかった。頷くことしかできなかった。




『カルア君て誰なんですか(笑)有名な狼少年ですか??(笑)』ヘラヘラ笑うお兄さん。




『違う!!お前には関係ない!!大変だ!!!魔夢省へ連絡せねば!!!!』おじさんは焦りはじめた。



『魔夢省!?なんでですか???トップクラスの場所に何か用があるんですか??』お兄さんは驚いている。


『いいから。お前には関係ない話だ。仕事に戻ってくれ。カルア君、一緒に魔夢省へ行こう。』

そうおじさんは言い、ボクを抱き抱えた。
『ちょっと苦しいけど、我慢してね。』
そう聞こえた瞬間、ぐにゃぐにゃと曲がりボクたちは消えた。
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