変わらぬ愛の形


そして大学に着いてしまった。


重たい足をなんとか運んで、講義室にたどり着く。


2週間ぶりぐらいだな。


早速こんな顔じゃ、心配させるだけね。

私は涙を拭い、鏡で笑顔の練習をして…中に入った。


「おはよう…」
「明夏梨!!おはよう☆よかった!!来てくれたんだね♪」
入った瞬間響く、ひぃちゃんの声。


「久しぶり♪」


…笑顔を見せた、つもりだった。


だけど。


「…なんで、泣いたの!?」



…ひぃちゃんはなんでもお見通しだね。



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