変わらぬ愛の形
「…私が、聞きたい。」
自然と言葉が出た。
「私だって…なんで買ったのかわかんないよ!!
気付いたら…手に持ってたんだよ…!」
今日三度目の涙は…
また自然と流れた。
「ホントは…忘れたいよっ!
でも…でも!!」
ひぃちゃんにこんなに反論したのは、久しぶりだった。
ひぃちゃんの方が正しいのにね。
バカは私なのに。
…ひぃちゃんは、揺するのをやめた。
代わりに…
「…ごめんね。」
…謝らないで。
謝らないでよ。
悪いのは全部私なの。