変わらぬ愛の形


私は電車を乗り継ぎ…
気付けば大学の駅。

太陽は、容赦なく照り付けてくる。
どこかで蝉の声がした。

もう…夏なんだ。

「そうだ…お昼買わなきゃ。」
そして近くのコンビニへ寄った。


適当に物を買って、レジに並ぶ。


…ふと、目に留まる君の記事。


[川田直也選手 決勝ゴール決める!!]


写真で喜ぶ姿は…3年前と何も変わらない。
少し…肌が黒くなったね。


「…っ…」
自然と涙が、頬を伝った。


会いたい。


会いたい、会いたい、会いたい。


3年前と同じように。


貴方のサッカーが見たい…





< 6 / 50 >

この作品をシェア

pagetop