年上王子のお隣さん☆


時刻は7時15分。

来てから、20分が経った。




「ねぇ啓くん!!」


「なに?」



ソファーに座った談話中。


こうやって、のほほんとお喋りしてる時間が

何気に一番好き。





「啓くん、来週誕生日でしょ?」


「は?違うけど」


「嘘つかないでょ!!!
あたしは、啓くんのことならなんでもわかるもん♪」


「英語はわかんないクセにな」




あたしの言葉に、いちいち突っ掛かる啓くん。


これが啓くんの性格で…




「素直じゃないなぁ…

祝ってほしいんでしょ?」




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