年上王子のお隣さん☆
「……でも、あたし…」
「無理だ、やっぱり。」
華の言葉を遮るように言う。
無理だ。
華を、他の男に見られるのが。
喋ったり笑ったり、一緒に学校生活を送るコイツらに
妬いてしまう。
俺の言葉を疑問に思ったのか
華は首を傾げて俺を見つめる。
ドキッ
自然に上目遣いになるから
心臓に悪い……
その、優しく澄んだ瞳も
この、サラサラな髪も
その、白く透明な肌も
……この、妖艶な唇も
誰にも見せたくない。
触らせたくない。
そう思った瞬間
抑えきれなくなって
キスしてしまっていた。
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