年上王子のお隣さん☆


「ねぇ啓くん!!」



俺の部屋のソファーで話しているとき、華がキラキラした瞳を向けてきた。




「啓くん、来週誕生日でしょ?」



可愛い顔して、そんなこと言うから

また苛めたくなった。




「は?違うけど」


「嘘つかないでよ!!
あたしは啓くんのことならなんでもわかるもん♪」




得意気に言う華。


……なんでも、ねぇ…



わかってねぇよ、十分。


そんな華をからかって遊ぶ。




コイツの反応は

いつ見てもウケる。




「素直じゃないなぁ…

祝ってほしいんでしょ?」




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