年上王子のお隣さん☆


楽しい時間はあっという間。


誰が言ったんだか、それは本当らしい。



華が帰らなければいけない時間になった。




「じゃぁ、そろそろ帰るね」


「あぁ、気を付けて」




淋しそうな顔をする華に


こっちまで心が痛くなる。




「隣だから大丈夫だよ。

10秒で着くもん!!」


「…だよな」




いつも言ってるセリフも


なんでだか分からない。




ただ


華を大切に思うから……





「じゃ、また明日ね」


「あぁ。おやすみ」




柄にもなく微笑むと


微笑み返してくれた。




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