年上王子のお隣さん☆


ニヤリと笑って

そう言って


またキスを続ける。




そう言われても

無理だよ。



あたしに、拒む力なんて

もう残ってないし


残っていたとしても




嫌じゃないから

拒めないよ……




啓くんの背中に手を回して

キスを受け入れた。



…わかってくれたかな

『嫌じゃない』って。





「……はぁ…お前な…」



啓くんは、あたしを見て

呆れたように言った。




「…止まらなくなっても知らねぇよ。」


「…………いいょ…」




あたしはつい

そう答えていた。




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