年上王子のお隣さん☆


おじさんに100円を渡して

玉を詰める。




「華、どれがいい?」


「ぇ、いいの!!?
あたし、あの人形がいい!!」




はしゃいでる華に微笑む。




「了解。」











パンッ




……ぁ。



「きゃぁっ!!すごい!!!
啓くん、上手」




俺の打った玉は

見事、人形に命中した。



正直、久々にやったから

当たるとは思わなかった。




嬉しそうに人形を抱える華。


ちゃっちい人形だけど

喜んでくれたなら、よかった。




それから、7時半くらいまで

縁日を満喫した。




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