年上王子のお隣さん☆
そんな不安に襲われる。
「華…」
ホテルと繋がってるところで待っていたのだから
見失ったワケではないはず。
「……華…」
待て、ちょっと待て…
柄にもなく焦ってる俺。
焦ってる場合かよ?
もしかしたら、華が泣いてるかもしれない。
そんな、悪い予感がする。
携帯を取り出して
電話してみる。
《プルルルル…プルルルル…》
もう、7回くらいコールが鳴ったが
華が出る気配がしない。
……お願いだ
出てくれ…
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