年上王子のお隣さん☆
腕に絡みついてくる瑠亜を
軽く振り払う。
誘ってんだか、何なんだか知らねえけど
俺には効かない。
「…はぁ、まだまだたな。」
「……え?」
俺の言葉に驚いたように
眉をひそめる瑠亜。
わかんねぇなら、教えてやるよ。
「そんな程度の仕草じゃ
俺は反応しないぜ?
お子ちゃまに負けてんな、お前は。」
自分で言っといて
笑えてくる。
仕草がどうとか、関係ない。
俺が、華にしか反応しない
できない だけだ。
.