年上王子のお隣さん☆
「っっ!!!!」
遠くからでもわかる。
目に、たくさん涙を貯めた華が
俺を見たまま立ち尽くしていた。
……今の
見られてた??
俺は、直感で
ヤバい と感じた。
…これ、浮気に入るワケ??
あれこれ考えていると
いきなり、華が走り出した。
「っ……華!!!」
反射的に、追いかける。
華は、止まることなく
ホテルに入っていく。
花火の上がる音が
頭に響く。
……華の、さっきの
失望した みたいな顔が
頭から離れない。
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