年上王子のお隣さん☆
7.亀裂と仲直り


「トイレ……」



縁日で取ってもらった人形を抱えながら

トイレに向かう。


花火が上がる前に帰らなきゃ…




「…華ちゃん。」



トイレから出ると

涼さんに声をかけられた。




「涼さんも花火を見に来たんですか?
もう始まりますよ♪」


「あぁ、直哉が待ってるから。」




涼さんと二人で中庭に向かう途中……





「ねぇ、華ちゃん。」


「?」



突然、誰かに声をかけられた。


この声…




「…瑠、亜さん?」



振り返ると

やっぱり瑠亜さんだった。




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