年上王子のお隣さん☆
……あれ。
中庭に入ろうとすると
啓くんから電話が来ていた。
…気付かなかった……
まだ鳴っていたから、とりあえず出ることに。
「もしも…………」
『…瑠亜……』
え…
ブチッ
「啓くん…?」
すぐに電話が切られた。
今
瑠亜 って言ってた……
「……っ…」
中庭に入って、啓くんを探す。
いない…
「…あの子は?」
どこからか、瑠亜さんの声がする。
左側を見ると、啓くんと瑠亜さんがいた。
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