年上王子のお隣さん☆


……あれ。


中庭に入ろうとすると

啓くんから電話が来ていた。



…気付かなかった……


まだ鳴っていたから、とりあえず出ることに。




「もしも…………」


『…瑠亜……』




え…



ブチッ




「啓くん…?」



すぐに電話が切られた。




瑠亜 って言ってた……




「……っ…」



中庭に入って、啓くんを探す。

いない…




「…あの子は?」




どこからか、瑠亜さんの声がする。


左側を見ると、啓くんと瑠亜さんがいた。




.
< 393 / 447 >

この作品をシェア

pagetop