年上王子のお隣さん☆


「……ぅ…」


「だから仲直り、してくれる?

俺…華に嫌われたら、生きていけないよ。」




そう言って、また強く抱き締められる。


それに答えるように

あたしも抱き締め返す。





「……あたしも、啓くんがいないと死んじゃうよ…」




小さな声で言ったのに

しっかり聞こえてたみたいで




「フハハ。可愛いな。」



と、またからかわれてしまった。


でも、こうやって啓くんと笑い合えるのが嬉しくて

幸せ。




「…ふぁ……」


「もう遅いし、寝るか。」




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