年上王子のお隣さん☆
7.5*SIDE 啓飛
花火が終わって
一人でぼーっとしていた。
……俺の所為で
華を傷つけた。
このまま終わりなんて…
有り得ねぇ。
「…よし。」
ちゃんと、もう一度
華だけが好きだ と伝えよう。
それでフラれても
諦めたりしないけどな。
覚悟を決めて、部屋を出ようとドアノブを掴む。
ガチャッ…
ドアを開けた瞬間
ゴンッと鈍い音がした。
…??
…あ。華。
どうやらおでこをぶつけたようだ。
余程痛いのか、涙目になってる華が可愛い。
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