年上王子のお隣さん☆
なんとか呼び止めて誤解を解くと
華から嬉しい言葉をもらった。
『…あたしも…啓くんがいないと死んじゃうよ……』
その言葉に
心が満たされていくのを感じる。
さっき、ナイフで刺されたところの傷が
一瞬にして癒えていく。
……やっぱり、華しかいない。
こんなに俺の心を動かせるのは
こんなに心を満たしてくれるのは
他の誰でもない
華だけだ………
その日は、とても穏やかな気持ちで眠れた。
明日、ちゃんと瑠亜を断ろう。
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