年上王子のお隣さん☆
「ありがとう……」
「別に。大したことしてない。」
家に着いた。
買い物袋を、啓くんから渡してもらって
玄関に入る。
「あがってく?」
せっかく来てくれたから、お茶くらい……と誘ってみるが
「いいよ。お構い無く」
と、微笑む啓くん。
もうちょっと、一緒にいたかったなぁ……
せっかく
早い時間に会えたのに。
今啓くんの顔を見ると
寂しくなってしまうから
なるべく見ないようにする。
「じゃ、おやすみなさい」
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