年上王子のお隣さん☆
ドキン ドキン と
リズムを刻む心臓。
啓くんに……聞こえちゃう…
「……仕方ないな…」
ため息をついて
あたしの頬に
手を添える啓くん。
………な、なに…!!?////
そして
ゆっくり顔が近づき………
チュッ
啓くんの温かい感触が
あたしのまぶたに触れた。
たった一瞬。
一秒もなかっただろう。
でも
それだけでも
あたしの涙を止めるには
十分過ぎて……
あたしを見つめる啓くんと
視線がぶつかる。
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