年上王子のお隣さん☆


そんな澄んだ瞳をして


俺を見つめやがって……




そんなに苛められたいのかよ!!?



こっちは、我慢するのに

割と必死なワケ。




わかるかな??


お子ちゃまにはわかんないか。




「ぁ、もうすぐイルカショーが
始まるって!!

啓くん、行こう!!!」



「……あぁ…」




華からとっくに離した腕に


絡みついてくる。




「ね、掴まってていぃ?」




そんな風に


上目遣いで言ってくる。




まただ。


大人 な、華。




確かに、はぐれたら

面倒だな。




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