先生
「宮原君、何いきなり。
ぶっちゃけにも程が有るってもんでしょ?」
「美咲、落ち着こ?宮原君、私あなたの事知らない訳だし、いきなりこういう事言われても…。」
宮原君を睨み付ける美咲を宥めながら、断る方向にもって行こうとしたんだ。
「どした?飯塚に加山。」
私の背後から、聞き覚えのある声がした。
ゆっくり振り返ると先生がいた。
てか、何で先生が此処に出くわすの?
こんな告白シーンに。
一番見られたくなかった……。
先生にだけは。