先生
顔全部が真っ赤になるのが分かる。
熱くほてってる。
どうして、この人は私が恥ずかしくなる様な事をサラリと言うんだろう。
私より大人で、恋愛経験を一杯積んでるから?
「そろそろ送っていくよ。」
ふんわりと微笑んだ。
「もう?まだ8時だし。」
「バカ…これ以上は俺の理性がもたないから、赤頭巾ちゃんは帰りなさい。」
そう言って、車のキーを持って玄関へと歩いていく。
「先生!」
「ん?」
先生が振り返った瞬間、私は先生を抱きしめた。
「理恵?」