先生


顔全部が真っ赤になるのが分かる。


熱くほてってる。


どうして、この人は私が恥ずかしくなる様な事をサラリと言うんだろう。


私より大人で、恋愛経験を一杯積んでるから?


「そろそろ送っていくよ。」


ふんわりと微笑んだ。


「もう?まだ8時だし。」


「バカ…これ以上は俺の理性がもたないから、赤頭巾ちゃんは帰りなさい。」


そう言って、車のキーを持って玄関へと歩いていく。


「先生!」


「ん?」


先生が振り返った瞬間、私は先生を抱きしめた。


「理恵?」



< 162 / 634 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop