先生
「じゃあ、おやすみ。」


いつもの様に優しく私の頭を撫でてくれた。


「おやすみなさい。」


車を降りた時だった。


「ねぇ、明日暇?」

その声に振り返った。


「暇…です。」


「そっか。じゃあ…どっか行かない?」

「行く…てか行きたい!」


初めてのデート。


「明日の10時に迎えに来るから、行きたいとこ考えておいて?」


「はい。」


やったぁ。


目茶苦茶、嬉しい。

だって、大好きな先生と初めてのデートだもん。


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