先生
「それと、これ。」

一枚の小さな紙を私にくれた。


開いてみると、先生のアドレス。


「今更だけど。
登録したら鳴らして?」


こんなに幸せでいいの?


私、こんなに幸せ貰っていいの?


「じゃっ、今度こそおやすみ。」


ウィンドウが閉まろうとした。


「待って!」


「どした?」


「おやすみのキス…して?」


うわぁ、私なんて大胆なんだぁ。


ほら、先生困った顔になっちゃったし。

「あ、やっぱいいです。
おやすみなさい。」

凄いテンパってる私。


「おいで。」


えっ…。


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