先生

美咲の恋

「こないだは、すんません!!」


朝、美咲と教室に入ろうとすると、

教室の前で待ち構えていた宮原君が、
でっかい声で謝ってきた。


そう……


突然のキスの事。


「宮原君、もういいよ。
それより頭上げない?」


90度に曲げた体を、ゆっくり直した。


「先輩…」


「本当にもういいから……。」


教室の前なもんだから、沢山の視線が恥ずかしい。



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