先生
「あれじゃね?」


先生が、少し離れた先に有るカラオケ店を指射した。


「あれかも。」


わりかし大きな店だから、この時間でも多くの人で賑わっていた。


「美咲!!
先生、美咲がいた」

入口で、一人佇む
美咲の姿が有った。

店の近くは車止める事出来ないから、少し離れた場所に止めてくれた。


私は、美咲を目指して走って行った。


「美咲!!」


「理恵!!」


一杯泣いたんだろうね。


メイクが崩れてた。

「とりあえず、車に行こ?
先生がいるから。」

「ごめんね。」


私は、美咲の小さくなった肩を抱いて、先生の待つ車まで行った。


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