先生
「理恵ー、お待たせぇ。」


声のした方を見たら、美咲と宮原君が走って来た。


「ごめん、待った?先生、おはよ。」


さすが元、陸上部。

全然息きれてなくて、余裕で会話する。

「おう。」


ニコッと笑って、軽く手を挙げた。


宮原君が少し離れた所でフリーズしていた。


「よぉ、宮原。」


固まる宮原君に、ニカッと笑う先生。


「な…何…何で、先生がいるんすか…」

「ん?
コイツの彼氏だから。」


私の肩を抱き寄せた。


< 290 / 634 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop