先生

そこで俺は、色んな理恵の顔を見た。


湯上がりの浴衣姿がハンパなく色っぽくて、俺が傍にいなかったら、間違いなくナンパされまくりな事。


何でもない様な事でも子供みたいに無邪気に笑う。


そんな笑顔にドキドキして、俺はちっぽけな男だと思い知らされる事。


お母さんは水商売をしていて、おばあさんに育てられた事。

俺は、こんなにも理恵にハマッてる。


知り合って僅か。


そんな短い時間の中、女子高生の君と恋に落ちた…。


だから……今夜。


総てを話したい。


隠してきた俺の過去を…。


それでも君は、俺を好きだと言ってくれるだろうか。