先生
結局、いつもの居酒屋で戸川と飲んでいた。


「んで?
お前のその暗い顔の理由は何なんだ?

失恋か?」


ニヤニヤしながら、俺の状況を楽しんでいた。


「まあな。」


俺の一言で、戸川のさっきまでの明るさが消えて、一瞬で曇った。


「何でまた?」


焼酎のウーロン割りを一口飲んだ。


< 353 / 634 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop