先生
「戸川……キャラ変わってね?」


「ヤベッ。
絶対、誰にも言うなよ?

高校二年まで族にいて、地元のヤンキーはほとんど病院送りにしちまった…アハハ」


引き攣りながらも、ニカッといつもみたく笑っていた。


いや…アハハじゃねぇし。


よく教師に…。


「でもさ。
マヂで、逃げんな。犯罪犯した訳じゃねぇんだ。

好きだと思う女から……
現実から逃げんな。
でないと、お前は一生過去に縛られたままになるぞ?

また、惚れた女を不幸にしちまうぞ?」


俺でいいんだろうか…。


こんな俺で。



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