先生
カラオケも終わり、皆は二次会と称して近くのファミレスに行くと張り切っていたけど、私は帰る事にした。


「えーっ理恵ちゃん帰るの?
もしかして、気分のらない?

だったらごめんね?
私が強引に誘ったから機嫌悪い?」


理奈ちゃんが小さな声で私の耳元に聞いてきた。


「全然違うの。
今日は早く帰らなきゃいけなくて…。
ホントにごめん。
皆で盛り上がって?」


「ホントに大丈夫?また遊ぼ?」


私の言葉に安心したのか笑顔になった。

「じゃあ、おやすみなさい。」


皆とは逆の方に歩く。


さすがに8時を過ぎると仕事帰りのサラリーマンやOLさん達が行きかう。


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