先生
昼休み。


準備室に携帯を取りに行く。




コンコン




「どうぞ?」


「失礼します。」


「携帯だろ?」


「はい…。」


準備室に、先生と私二人きり。


心臓が煩く騒ぎ立て始めた。


「あの……「合コン行ったのか?」


窓の外を見ながら、昨日の事を聞いてきた。



ドクン…ドクン…



「行っ…た。」


「そか。
彼氏…出来た?」


何で…そんな事聞くの?


「何でもない。
携帯だったな。」


デスクの引き出しから、薄い桜色の携帯を出した。


「はい。
メールのチェックは休み時間にな?」


私の手に携帯を置いた。


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