先生
言葉が浮かばない。

どう言えばいいのか……。


「無理に話さないでいいよ。

話したくなったら…話したい事だけでいい。」


「ごめんね?
バイトで疲れてるのに…。」


「今、疲れているのは理恵ちゃんなんだから、俺に気を使わないで?」


街中を走る車の中で、バイトや大学の話しをし始める。


「ねえ…何で私なの?」


凄く気になってた事を聞いてみた。


「仕方ない…ネタばらしするか。
実は、理恵ちゃんの事、前から知ってたんだ。


里奈のアニキと俺は高校時代からの友達でね。


里奈とも仲良くて。

里奈にクラス写真を見せてもらった時、理恵ちゃんを見たんだ。


その時…一目惚れしたんだ…理恵ちゃんに。」



えっ…。



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