先生
見慣れた車が入って来る。


クマのキーホルダーを持つ手に力が入る。


「理恵!」


先生…。



「どうした?こんな時間に…。」


「せんせ…私…わた……。」


我慢してた涙が一気に溢れてきた。


「とりあえず、車に乗って?」


先生が、私の肩を優しく抱いてくれた。

久しぶりに座る助手席にドキドキしてきた。



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