先生

二人の時間

ゆっくり降ろされて、しゃがんでる村上先生の背中に移った。


「じゃあ、すみませんが、お願いします。」


えーーっ、新井先生行かないでぇ。


体育の先生だから、颯爽と体育館に帰って行った。


「んじゃ行くからな。」


ゆっくり歩き始めた。




ドクン…ドクン…ドクン…




私の心臓の音が、大音量になるし、体全部が熱くなる。


良かった…。


先生に見られなくて。


絶対今、顔真っ赤だから。



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