先生
上がっては花を咲かせ、消えていく……

決して音はないけど、綺麗な花を咲かせる。


「多分…これが最後だな。」


一つの細い光りが
夜空に走る。


そして



大輪の花を咲かせた。


紫や緑に赤に黄色。

様々な色を夜空に咲かせた。



「帰るか?」


私の腰元にグッと力が入った。


「うん…。」


この意味が私にも分かった。



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